今年に入ってから、送料値上げの方向性が明確に出ていますね。
・パートナーキャリアの送料無料廃止
・FC倉庫の固定化廃止
・FBA配送代行手数料の値上げ
おおまかにこんな感じです。
頭を悩ますセラーの方もたくさんいらっしゃるんじゃないでしょうか?
そこで、今回は送料高の昨今にできる対策についてお話いたします。
1.1箱に対する利益額に対する送料の比率を意識する
送料高の影響を抑えるためには、納品する際に1箱当たりの利益額に対し、送料がいくらかかっているか?を考えてみましょう。
例えば・・・
販売価格1,000円で利益率10%の商品。
1箱に10個詰めて納品した場合、
1箱当たりの見込み利益は1,000円×10%×10個=1,000円。
仮に送料が1,000円だとすると、 送料を含めた実質的な利益率は0%に下がります。
これだと商売になりません。
1箱当たりの見込み利益に対して送料が高すぎることになります。
もっと送料の比率を引き下げないといけません。
では、どうするか?
「1箱の見込み利益引き上げる」か、「送料を引き下げる」しか方法はありません。
具体的には 、
・高単価の商品を扱う
・1箱に多くの商品を詰める
・送料を引き下げる
しかありません。
2.高単価の商品を扱う
先ほどの例だと、
販売価格1,000円、利益率10%で10個納品だと
1箱当たりの見込み利益は1,000円でした。
しかし、これが販売価格の10,000円の商品だと 1箱当たりの見込み利益は10,000円です。送料1,000円で送料込利益を計算すると 前者が0円なのに対して、後者は9,500円です。
ただ、高単価商品になればなるほど、安定的に仕入れするのが難しいです。
競合も増えやすいので、価格競争も起きやすい傾向があります。
安定して高価格商品を扱うにはメーカーから直接仕入れするなど
多少参入障壁が高い仕入れが必要だと感じています。
3.1箱に多くの商品を詰める
できるだけ小さくて、高単価の商品を扱うことが求められます。
仕入の段階から、小型で軽い商品しか仕入れないようにしましょう。
※商品サイズ、重量はFBA料金シミュレーターで確認。
サイズが大きかったり、重いモノに関しては 利益率が良ければ仕入れる感じですね。
ただし、このやり方のデメリットとしては 納品にかなり時間がかかります。
ちなみに納品する際に重量も影響していきます。
なので、大きい&重い&低単価の商品はなるべく避けていきましょう。
具体的には、
・食品ジャンルの粉系の調味料
・液体系の洗剤や飲料
・トイレットペーパー
などは、避けたほうが無難です。
4.送料を引き下げる
配送業者と契約できる方は、ぜひ交渉してみましょう。
またその他の具体的なやり方としては、ヤマト便を使うのがベストです。
ヤマト便は基本一まとまりあたりの容積で、全体の値段が決まります。
なので、電脳でやってきたダンボールをそのまま送っても、
一回に送る、全体の容積で値段が決まるので、割安になります。
簡単に対策したい場合はヤマト便を使いましょう。
5.まとめ
送料高の方向性は今しばらくは止まらないと思いますので、
ぜひ対策していきましょう。
私も配送業者と契約等できれば、色々紹介していこうと思います。
今日はこれまでにしたいと思います。
それでは、また明日!