本記事では、せどりの利益計算に用いるべきツールについての記事になります。
ほとんどのブログでは、利益計算はAmazon公式のホームページのセラーセントラル上の
FBA料金シミュレータを使うようにご紹介していると思います。
FBA料金シミュレータはこちらになります。
もちろんAmazon公式のツールになるので、信頼性のあるものなのですが、
こちらでは性格な粗利が出ません。
FBA料金シミュレータの粗利計算は合ってるのか?
では、具体的な例を用いて計算していきましょう。
商品は、こちら!(Amazonをクリック!)
こちらの仕入代金を、今回は「1,500円」にしたいと思います。
そして、発送はFBAを利用し、大口出品者という設定にしたいと思います。
上記の設定で、実際にFBAの料金シミュレータにかけるとこうなります。
粗利計算結果は、235円の純利益が出て、9%の純利益率が出ます。
けどこれは正確には間違っているんです!

えっ、なんで間違ってるの!?
それは、「出品手数料」は消費税が考慮されていないためです。
もう一つの「FBA手数料」(販売代行手数料と保管料)は内税なので、消費税分が考慮されています。
従って、FBAシミュレーターの入金額は、出品手数料の消費税が考慮されていません!(つまり実際の利益は、表示額より少ない!)

実際の利益は、FBAシミュレータの入金額じゃないのか…。
なんで、こうなっちゃうの?
なぜこうなるのかは、色々面倒くさいのですが、
簡単に言えば、「出品手数料」はアメリカアマゾン本社宛の手数料なため、日本の消費税課税対象ではなく、Amazon側が出品手数料に対する消費税を日本に支払う必要はありません。
それに対し、「FBA手数料」は日本国内での作業料になるので、日本の消費税課税対象になり、Amazon側がFBA手数料に対する消費税を支払わなければなりません。そのため、FBA料金シミュレータでも内税方式ですでに消費税を加えているわけです。

えっ!
じゃあ「出品手数料」に対する消費税は、誰が支払うの?
それは、Amazonのプラットフォーム上でサービスを受ける側(出品者)が課税対象になります。
つまり、出品者がその消費税を日本に支払わなければなりません。

結局しわ寄せは、出品者に来るのね…。
まぁAmazonを使わせてもらってるんだから仕方ないか。

では、その消費税を考慮した利益額を
サッと計算できるツールはないのかしら?

ご安心下さい!
ちゃんとありますよ!
消費税考慮した利益額を計算できるツールとは?
それは、皆さんもすでに利用している、「モノレート」になります!
灯台下暗しな感じが否めないですよね笑
では、先程の具体例でモノレートにかけてみましょう。
粗利計算結果は、209円の純利益が出て、8.17%の純利益率が出ます。

おー、さっきと計算が違う!
さっきより利益額が少ない!
そうです、先程の消費税が考慮されている形になります。
今回は細かく見ていきましょう。
利益シミュレータ右上の詳細設定をクリックしましょう!
赤枠に注目しましょう!
ちゃんと手数料消費税が考慮されていますよね!
これで消費税が考慮されていることが確認できます。
考慮される前の金額が多少違いますが、それは月額保管手数料の違いみたいです。
わたしが自分の手で計算した場合は、モノレートの方が合っていたのですが、
この辺は僅かな差なので、事務作業的にはモノレートの金額を信じていいと思います。
また消費税納税義務が発生する方は、右側の設定を変更しましょう。
ちゃんとその額も考慮した利益額が表示されます。
まとめ
今日は、正確な粗利計算について、説明いたしました。
FBA料金シミュレータも正しいことは正しいのですが、
出品者側からしたら、実際に残る金額の方が重要です。
しっかりその違いを認識した上で、ツールを使い分けましょう!
それでは、また明日!