こんにちは!
今回は、いいニュースをお伝えします!
以前お伝えしていた、1%強制付与のポイントプログラムについてです。

目次
1.Amazonの新ポイントプログラムについての一連の流れ
今年の2月下旬ごろに出品者にメールがきました。
そのメールの内容は、「5月から出品する商品全てに、Amazonポイントを1%付与しなければならない」というルールにするという旨でした。
これはAmazon直販以外の商品にも、強制的に1%分のポイントを課し、
そのポイント分は出品者に負担してもらうというものでした。
いつもなら「また従うしたかないのか…」と思っていたんですが、
今回は公正取引委員会が動くほどの騒ぎになりました。
どうして動いたかといいますと、出品者に還元の費用負担を強制している恐れがあり、
独占禁止法が禁じる「優越的地位の乱用」にあたる可能性があったためらしいです。
公正取引委員会の動きにより、以下のメールがつい先日届きました。
たいてい良くない知らせだと覚悟していたのですが、朗報でした笑
以下、Amazonからのメールの引用になります。
[重要なお知らせ]Amazonポイントプログラムの変更について
平素よりAmazon.co.jpにご出品いただき、
誠にありがとうございます。 2019年2月20日にご案内いたしましたAmazonポイント プログラムの変更に関して、 今後の予定変更をお知らせいたします。ポイントを獲得・利用されるお客様は、 より多くのお買い物を楽しまれています。そのため、 Amazonは、 近日中に大半の直販商品に対しAmazonポイントの付与を開始 する予定です。出品者様の出品商品については、1% のAmazonポイントを付与していただく必要はありません。 これまでと同様、出品者様のご自身のご判断で、 Amazonポイントを出品商品に設定していただけます。Amazonポイントプログラムの詳細についてはヘルプページを ご確認ください。 よくある質問
Q1 私の出品商品に対してもAmazonポイントを付与しなければい
けないのでしょうか?
いいえ。出品商品にAmazonポイントを付与していただく必要はありま せん。出品者様は、引き続き出品者様ご自身のご判断で、 出品商品にAmazonポイントを設定することができます。 Q2 私は現在自分の出品商品にAmazonポイントを設定していませ
ん。Amazonポイントプログラムに参加したいのですが、 どうすれば出品商品にAmazonポイントを設定することができ ますか?
出品者様は、ご自身の出品商品に商品価格の最大50%分までAmazonポイントを設定していただけます。 設定にあたっては、以下のいずれかのツールをご利用ください: a) セラーセントラルの商品登録ツール、b) セラーセントラルの在庫管理ツール, c) セラーセントラルからのアップロードによる一括商品登録ツール, d) API経由でのXMLファイルのアップロード。詳細はヘルプページをご確認ください。 Q3 販売手数料等の手数料の計算方法に何か変更はありますか?
いいえ、販売手数料等の計算方法に変更はありません。Q4 既存の価格設定ツールに何か変更はありますか?
いいえ、すべての価格設定ツールとAPIは、これまでと同様にご利用いただけます。 Q5 小口出品者ですが、ポイントの付与はできますか?
小口出品者様にもポイント付与機能をご利用いただけるよう、準備を進めております。近日中にご案内する予定です。本件の詳細についてはヘルプページをご確認ください。 ※本メールは、
すべての出品者様に必要と思われる重要な情報ですので、 キャンペーンのお知らせやサービスのご紹介などの配信を停止され た出品者様にもお送りしております。 引用元:セラーセントラル
このメールが来て、数時間後にはすでにニュースになっていました。
以下、読売新聞からの引用です。
インターネット通販大手アマゾンジャパンが5月から全商品を対象に導入を検討しているポイント還元制度を巡り、アマゾンが外部の出品者に対する導入の義務づけを撤回したことが分かった。出品者に還元の費用負担を強制している恐れがあることなどから、独占禁止法が禁じる「優越的地位の乱用」にあたる可能性があるとみて、公正取引委員会が調査していた。
アマゾンは10日、読売新聞の取材に対し、「ポイントプログラムの展開について、予定していた計画を変更することにした」(広報)と撤回を認めた。撤回の理由は明らかにしていないが、公取委の調査などを重くみたとみられる。ポイント還元制度の導入は、出品者の任意にする方針だ。
アマゾンは今年2月、全商品を対象に、購入額の1%以上を利用者にポイントとして還元する仕組みを導入すると表明。外部出品者に対して、商品へのポイント還元を義務づけ、その費用は出品者が負担する仕組みとする方針を打ち出していた。
こうしたアマゾンの方針を巡り、中小企業関連施策を所管する経済産業省などから「一方的な契約変更で出品者に過度な負担を強いることがあるのであれば、公正な競争条件をゆがめる大きな問題だ」(世耕経済産業相)と問題視する声が相次ぎ、公取委が実態調査を進めていた。
引用元:読売新聞
2.Amazon新ポイントプログラム実施以降の流れはどうなるのか?
私達のポイント強制付与は免れましたが、今後どうなっていくのでしょうか?
とりあえずは、上記の赤字にもあるように、
「Amazonは、近日中に大半の直販商品に対しAmazonポイントの付与を開始する予定」になっています。
これに関しては、メリットとデメリット両面ありますね。
まず、デメリットについては、Amazon直販がライバルにいる際、
その商品の価格競争についていけなくなる可能性があります。
しかし、このポイントプログラムが始まるからと言って、
商品の仕入れ値が下がる理由にはならないはずなので、
おそらくはそこまでデメリットにはならない気はします。
Amazonが、直販商品に対して実質販売価格を下げる(現在価格の1%を付与する)のか、
据え置きにする(ポイント値引後の価格を、現在価格に合わせる)のかは、
始まってからじゃないとわかりませんね。
むしろメリットのほうが強いのではないかと思っています。
メリットは、Amazonでのポイントを所有する購入者が増える可能性が高いため、
Amazonでの購入者数が増加する可能性が高いです。
ショッピングモールがポイントを発行するのは、
その経済圏での購入を促すためです。
Amazonもその流れに参入する流れになってきましたね。
おそらく、楽天市場・ヤフーショッピングに対抗してだと思います。
3.まとめ
今回は、「Amazon新ポイントプログラム(1%強制付与)の実施撤回」について、お届けしました!
メリット・デメリット両面を考えながら、じゃんじゃん販売していきましょう!!
それでは、また明日!